夏の全国合宿

登校拒否・不登校を考える夏の全国合宿2008 in佐賀

8月2日・3日、佐賀県嬉野温泉で、今年の夏の全国合宿を開催いたしました。全国ネットにとっては、NPO法人になって初の全国合宿となり、初心に立ち返り、当事者から学ぶことを特徴としたく、子どものシンポジウム、不登校で育った20代・30代の体験者シンポジウム、不登校の子どもの親登場のシンポジウムを全体会で行いました。また講演は内田良子さん、夜の地域別交流会、2日目午前はいつものようにテーマ別分科会を12会場で行い、通算19回めの夏の全国合宿を終えました。

子どもたちは、フリースクール全国ネットワーク主催による「夏の全国子ども交流合宿」を行い、170名の子どもたちが参加しました。

【写真】シンポジウム

子どものプログラムは、子どもの実行委員会(在東京)が企画、現地佐賀の人々の協力の下、有明海でどろんこになって遊んだり、早朝の気球体験、吉野ヶ里遺跡ツアー、いろんな困難を乗り越えての流しそうめん等、案内の様々なプログラムに現地ならではの体験が加わり、とても喜ばれました。

大人、子どもあわせて約570名の参加がありましたが、久しぶりの九州開催でとりわけ佐賀・福岡など九州・西日本からの参加が多くありました。開催地周辺で、その後の不登校関係のつながり合いや理解の広がりに生きればうれしいかなと思っています。

【写真】内田良子さん講演

エンディングでは、映像・感想発表のほか、来年は20回記念を東京で行うこと、また、不登校政策に対するアピールが満場の拍手で採択されました。アピールにつきましては、できるだけいろいろな方々に配布し、また学校・行政・支援機関に持参または送付するなど自由に増刷して使ってください。ホームページでもアップしております。全国ネットとしても、文部科学大臣にはすでに会見申込みをしております。また、マスコミ等にも訴える準備をしております。

【写真】分科会

佐賀合宿では、参加者の方々からアンケートを109枚お返しくださり、ほとんどのみなさんから参加してよかったという感想をいただき、苦労が吹っ飛ぶ思いです。とりわけ、山口由美子さんを中心とする佐賀のみなさんのご協力のたまものと感じ、心よりお礼申し上げます。