分科会の最近のブログ記事

分科会8:発達障がいと不登校

発達障がいと不登校 〔アドバイザー:木村一優さん=精神科医〕

 さまざまな個性・特徴をもつ子どもの存在は、なかなか周囲には理解されにくいことが多いのではないでしょうか。

 子ども自身は家庭の中で、学校の中で、様々な場面でとまどい、周囲の大人もわからないがゆえに、子どもをおいつめる対応をする場合もあります。

 目の前の子どもと向き合う中で、私たちはどう考え、何をしていけばいいのかを精神科医の木村一優さんとともに皆さんで考えあいましょう。

家庭で育つ・ホームエデュケーション

 不登校の多くの子どもたちは家庭で過ごしていることと思います。家を中心に育つことを一つの成長の在りかたとしてとらえているホ一ムエデュケーション。海外では広く行われています。

 このホームエデュケーションについて生きた学び合いをしましよう。実際にホームエデュケーションでお子さんが育った家庭の方も多く参加する場にしたいと思います。

子どもの居場所・フリースクール

 日本では、不登校の子どもが増加し、一定の割合で存在し続ける中で、フリースクールの歴史もいっしょに歩んできて、今や約30年となります。

 この間、フリースクールなどは子ども中心の学びの場、居場所として、不登校の子どもの学ぶ権利を拡充してきました。

 最近の動きである「多様な学び保障法」や通信制高校との連携についてもとりあげたいといます。

 関西で長年フリースクールを運営してきた中林和子さんと―緒に考えあいます。

分科会5:医療・相談機関との関わり

医療・相談機関との関わり 〔アドバイザー:森英俊さん〕

 

 親の会では、あちこちで不登校の子どもたちへ過剰な医療の話が出ており、中には深刻なケースも聞かれます。

 不登校にともなう様々な身体症状や昼夜逆転にも医療が介入し、薬の副作用が出ていたり、医者が理解してくれないともがいている子も沢山います。

 ちょっとおかしいと思ったら、「早期発見・早期対応」などとよく言われるように、すぐに医療的な関わりが必要なのでしょうか? 医療をすすめられたら、どう考えたらいいのでしょうか。医療との関わりによって子どもが苦しんだり傷ついていたりしているように見えるとき、どう対応したらいいのでしょうか。

 子どもたちにとって必要な医療とはどういうものなのか、内科・小児科医の森英俊さんと、皆さんとで一緒に考え合いましょう。

引きこもり・きつい状態の子どもとの関わり 〔アドバイザー 奥地圭子〕

 学校へ行かないことから、ひきこもり、家庭内暴力、リストカット、強迫神経症、拒食・過食・不眠・昼夜逆転などにつながって、本人もきつい状況になっていることがあります。

 こうした不登校にからんだ二次的症状は、周リもどうしていいか、わからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 30年以上親の会やフリースクールで、多くの子どもや家族とかかわってきた奥地圭子と共に、深め合っていきましょう。他の人の経験も参考になると思います。

分科会3:不登校支援のあり方

不登校支援のあり方〈山下英三郎さんを囲んで〉

 不登校の子どもと関わる大人には、家庭での関わりはもちろんのこと、学校や教育委員会でも、担任、管理職、保健室、カウンセラー、学校医、適応指導教室、ソーシャルワーカーなどがあり、そのほかフリースクールや訪問活動、民生委員や、地域の活動、医療やカウンセリング、相談活動などなど、まだまだあると思います。

 このように子どもに手をさしのべる「支援」の取り組みや枠組みは多様にあリます。

 子どもにとってどんなことが大切で、それを尊重しながら子どもの最善の利益につながるサポートをすすめるには、何を基本において、どんなことをしていったらいいのでしょうか。

 スクールソーシャルワークの草分けとして長らく活動されてきた山下英三郎さんを交え、それぞれの立場から子どもと向き合っている方々にご参加いただき、一緒に考える時間にしたいと思います。

分科会2:不登校と自己肯定感

不登校と自己肯定感〈多田元さんを囲んで〉

 学校へ行っていないと世間の目も気になるし、余計に自分自身を否定的にみるようになりがちです。

 自分らしく生きていくためには、今の自分のありようを認めていくことが大切です。

 いわゆる自己肯定感をはぐくむにはどうしたらよいのでしょうか?

 ご自身不登校の親としてお子さんと関わり、弁護士として数多くの少年事件にも携わるなかで、子どもの自己否定感/自己肯定感に向き合ってきた多田元さんを囲んで、皆さんと一緒に考えていきましょう。

分科会1:不登校入門編

分科会1:不登校入門編 〈内田良子さんを囲んで〉

お子さんが不登校になった時、「わが子がなぜ?」と動揺し、焦って、学校へ行かせようとします。

ちょっと待ってください。子どもの事情があります。

子どもはなぜ不登校になるのか、カウンセラーの内田良子さんを講師に迎え、基本的なことをしっかり考える場をつくりました。

お子さんが不登校になって間もない方、合宿に初めて参加する方など、どうぞご参加下さい。